ビットコインに関し、ちょっと残念なニュースが出ました。それはビットコインETFを計画していた米国の老舗投信会社ヴァンエックが、ビットコインETFの申請を引込めたというニュースです。

この経緯は米国証券取引委員会(SEC)のエドガー(EDGAR)という電子開示登録システムにヴァンエックが申請を引込める意図があることを報告する公開レターをUPしたことで判明しました。

Request for Withdrawal of Post-Effective Amendment Filing to the Trust’s Registration Statement on Form N-1A

今般、申請を断念する理由として「SECのスタッフが、そもそもまだ原資産となるビットコイン先物すら上場されてないので、原理原則として今申請を審査するわけには行かない」というフィードバックを同社に対して与えたからとしています。SECは「ビットコイン先物の取引が開始された後で、また出直しなさい」という指示を与えたそうです。

ビットトレード

まあ、これは、当たり前といえば当たり前の話です。要するに、事を急ぎ過ぎ。

なおビットコインETFは、ヴァンエックの他にも、プロシェアーズが申請していますが、こちらも「出直しなさい」と言われることは確実です。

さて、それでは肝心のビットコイン先物の取引開始は、一体、何時になるのだ? ということですが、ビットコイン先物を扱うことを検討しているCBOEは「年内に取引を開始したい」という意思表示をしています。

先物取引の監督当局はCFTC(米商品先物委員会)であり、これは米大統領直轄の政府機関です。

ビットコイン先物に関して、CFTCは、すでに前向きな姿勢を示しているものの、最終的にはCBOEが具体的な取引スキームを提出した際、CFTCから正式認可される必要があると思われます。

ビットコインETFが実現するかどうかが、ビットコインの価格形成に関して極めて重要である理由は、しばらく前に下の記事で説明しました。

ダイヤモンドZAiオンライン「世界投資へのパスポート」2017年8月21日記事

【お知らせ】
Market HackのFacebookページに「いいね」すれば最新記事をサブスクライブすることができます。

広瀬隆雄のTwitterInstagramもよろしく。

お問い合わせはhiroset@contextualinvest.comまでお願いします。

最後にMarket Hack読者の親睦コミュニティ、Market Hack Salonは、現在、新規メンバーを募集中です。