ブルームバーグが「ヘッジファンドがICOをフリップし、愚鈍な投資家に売り抜けている」という記事をUPしています。

記事のクレジットはオルガ・カリフです。

それによると一部のヘッジファンドは、確実に儲かるやり方は、なるべく早くICOに参加することだということに気がついたそうです。

それらのヘッジファンドはスタートアップがICOする前に実施するICOプレセールに参加し、ICOの直後に売り抜けるのだそうです。

これは違法ではありませんが、ドットコム・バブルの頃の「スピンデスク」を想起させる手法であり、眉をひそめる向きもあります。

「彼らはただ大手ヘッジファンドだという理由でディスカウントにありつき、著名ヘッジファンドが参加しているという噂で個人投資家がICOの際、それに追従する。それに対してICOプレセールで玉を仕込んだヘッジファンドは売り向かっている。これは仮想通貨エコシステムにとって健全なことではないし、濫用だ。自分より後に、自分よりバカな投資家が来るから安心という、The greater fools theoryだ」

先週実施されたKikのICOでは、1億ドルが調達されましたが、その半分はプレセールによりヘッジファンドに3割引きで渡されたそうです。

最近のICOの8割がプレセールを実施しており、「プレセールで玉を仕込むと、楽勝で売り抜けられる」ということが、劣悪なICOでも見境なくそれに参加する投資態度を生んでいるという指摘もあります。

米国証券取引委員会(SEC)はこの事態を深刻に受け止めており、規制に乗り出すことも考えられます。

最近ではICOのプレセールの代りにSAFT(Simple Agreement for Future Tokens)と呼ばれる、一種のオプションをヘッジファンドに渡すことも流行しています。

これは「いつか来た道」。

僕はこの記事を読んで、ドットコム・バブルを懐かしく思い出し、しばし陶然としました。