今日はビットコインのファンダメンタルズ分析について書きます。

ビットコインは通貨のひとつです。

通貨はネットワークであると考えられます。

ネットワークとは、ここではユーザーのつながりを意味します。

一般にネットワークの価値は、それがどれだけ大きいか? そして頻繁に利用されているか? によって測られます。

一例としてフェイスブックやツイッターの決算発表の際、EPSや売上高だけではなく、DAU(Daily Active User)などのデータポイントが示されるのは、そのためです。

いま仮想通貨の価格が、割高か? それとも割安か? を判断しようとおもうと、ユーザー数ならびにそれらのユーザーがどれだけ活発にその通貨を利用しているか? を考慮に入れなければいけません。

こうした発想から考えられた投資尺度がNVT倍率(Network Value to Transaction Ratio)です。

ここでのNetwork Valueとは、その仮想通貨の時価総額に他なりません。それをトランザクション金額で割算するわけです。

NVT倍率 = 時価総額 ÷ トランザクション金額


これは元ARKインベストのクリス・バーニスクが提唱した考えです。NVT倍率はウイリー・ウーのウェブサイトで見ることが出来ます。

bitcoin-nvt-ratio-
(Willy Woo)

黄色の線がビットコイン時価総額、ギザギザの線がトランザクション金額、濃い茶色の線がNVT倍率です。

10月9日のビットコインの時価総額は794億ドル、トランザクション金額は3.97億ドルなので現在のNVT倍率は200倍という計算になります。ちなみに過去8年の平均は87倍です。

なおNVT倍率には批判もあります。そのひとつはビットコインの取引の多くは、決済のためではなく、たんなるトレーディングだということです。つまりトランザクション金額が大きくても、それは「活発に利用されている」ことを必ずしも意味しないという指摘です。


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