米国のネット・通信関連企業の設備投資に異変が起きています。
10月11日・12日にジュニパー・ネットワークス(ティッカーシンボル:JNPR)とアプライド・オプトエレクトロニクス(ティッカーシンボル:AAOI)が相次いで利益警告しました。
ジュニパーの場合、これまで第3四半期の売上高は12.9~13.5億ドルになるというガイダンスを提示していたのですが、それを12.5~12.6億ドルへ下方修正しました。EPSはコンセンサス予想58¢に対し、54~56¢になると説明されました。
ジュニパーは、どの顧客からの注文が減ったか? に関しコメントしていませんが、アナリストたちは「たぶんAT&Tやベライゾンではないか?」と言っています。また第2四半期にスイッチのビジネスがとりわけ強かったのは、トレンドではなく、まぐれだったのでは? という見方も出ています。
10月12日の引け後にはアプライド・オプトエレクトロニクスが利益警告しました。同社はデータセンター向け光部品のメーカーです。
第3四半期に関し、これまで1.07~1.15億ドルのガイダンスを提示していたのを、今回、8800万ドル~8900万ドルへ引き下げました。またEPSはコンセンサス予想$1.31に対し、$1.04~$1.09になるだろうとしています。
アプライド・オプトエレクトロニクスは8月に発表された第2四半期決算でも落胆すべき数字を発表しています。
同社の筆頭顧客が急に部品を買わなくなったのが利益警告の原因です。その顧客が誰であるかは公表されていませんが、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックのうちのどれかだと思います。
これらの企業は、出来合いの光部品を購入するのではなく、コストを削減するために、自らカスタム・デザインの光部品を設計し、それを安い業者に発注することを進めています。
アプライド・オプトエレクトロニクスの場合、問題の最大顧客とは、その顧客に隣接する卸業者の倉庫にあらかじめ光部品を大量に搬入し、あとはその顧客が必要に応じて好きなだけ部品を持って行き、使った分だけが売上高に立つというアレンジをしています。このため、この顧客が期中にどれだけ光部品を購入するか? が、最後の最後までわからない、言い換えればビジビリティ―が極めて低いことを意味します。この顧客は40ギガから100ギガへのアップグレード期にあり、その関係で、これまでのように40ギガの部品を活発に買わなくなったのではないか? という見方もあります。
会社側が強調していたのは「これはわが社のマーケットシェアが落ちているのではない」ということです。すなわち、どこかのライバル企業に商機を奪われているのではなくて、このデータセンター企業が発注活動そのものをスローダウンしていると同社では見ているわけです。
10月11日・12日にジュニパー・ネットワークス(ティッカーシンボル:JNPR)とアプライド・オプトエレクトロニクス(ティッカーシンボル:AAOI)が相次いで利益警告しました。
ジュニパーの場合、これまで第3四半期の売上高は12.9~13.5億ドルになるというガイダンスを提示していたのですが、それを12.5~12.6億ドルへ下方修正しました。EPSはコンセンサス予想58¢に対し、54~56¢になると説明されました。
ジュニパーは、どの顧客からの注文が減ったか? に関しコメントしていませんが、アナリストたちは「たぶんAT&Tやベライゾンではないか?」と言っています。また第2四半期にスイッチのビジネスがとりわけ強かったのは、トレンドではなく、まぐれだったのでは? という見方も出ています。
10月12日の引け後にはアプライド・オプトエレクトロニクスが利益警告しました。同社はデータセンター向け光部品のメーカーです。
第3四半期に関し、これまで1.07~1.15億ドルのガイダンスを提示していたのを、今回、8800万ドル~8900万ドルへ引き下げました。またEPSはコンセンサス予想$1.31に対し、$1.04~$1.09になるだろうとしています。
アプライド・オプトエレクトロニクスは8月に発表された第2四半期決算でも落胆すべき数字を発表しています。
同社の筆頭顧客が急に部品を買わなくなったのが利益警告の原因です。その顧客が誰であるかは公表されていませんが、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックのうちのどれかだと思います。
これらの企業は、出来合いの光部品を購入するのではなく、コストを削減するために、自らカスタム・デザインの光部品を設計し、それを安い業者に発注することを進めています。
アプライド・オプトエレクトロニクスの場合、問題の最大顧客とは、その顧客に隣接する卸業者の倉庫にあらかじめ光部品を大量に搬入し、あとはその顧客が必要に応じて好きなだけ部品を持って行き、使った分だけが売上高に立つというアレンジをしています。このため、この顧客が期中にどれだけ光部品を購入するか? が、最後の最後までわからない、言い換えればビジビリティ―が極めて低いことを意味します。この顧客は40ギガから100ギガへのアップグレード期にあり、その関係で、これまでのように40ギガの部品を活発に買わなくなったのではないか? という見方もあります。
会社側が強調していたのは「これはわが社のマーケットシェアが落ちているのではない」ということです。すなわち、どこかのライバル企業に商機を奪われているのではなくて、このデータセンター企業が発注活動そのものをスローダウンしていると同社では見ているわけです。