最近、日本ではモチベーション(motivation)という言葉がよく使われます。

僕はこのモチベーションという言葉は、大嫌い。

まずアメリカで「モチベーション」を連発するのは負け犬(loser)と決まっています。

ちょっと気を抜くと、すぐ仕事や勉強をぐずぐず先延ばしする(procrastination)人が、やっとの思いで何かにとりかかるときの動機づけがモチベーションであり、優秀な学生やビジネスマンにはおよそ無縁の概念だと頭に叩き込んでください。

言い換えます。

Motivationという単語は、いわゆるパワー・ワード(Power words)ではありません。だから外人とビジネスをする局面でこれを連発していると「こいつはデキない奴に違いない」と誤解されます。百害あって一利なしの単語なので、あなたのビジネス英語の語彙から駆逐すべし!


その代り、使うことをお勧めする単語はDriveです。

ドライブには「運転する」という意味もあるけれど、本源的には「衝き動かす」という意味です。これは動的なイメージを想起する単語であり、パワフルな単語です。だから採用面接や商談の際、効果的な単語です。

He is very driven.


と言えば、何かに憑かれたように仕事や勉強に打ち込む人が想起されます。

もうひとつ、最近の日本を象徴するような軽薄な言葉が「自分へのご褒美(rewards)」でしょう。

航空会社のマイレージじゃあるまいし、しょっちゅう自分へのご褒美で動機づけしなければいけないような人間に、大成する者は居ません!

どうしても使いたいならトロフィー(trophy)の方がパワフルな単語です。トロフィーは獲得するものであり、受賞するものなので、一等賞か、せいぜい三等賞までしか出ません(笑)

つまり凄く努力しないと獲得できないものなのです。

もちろんtrophy wife(トロフィー・ワイフ=成功した実業家が、若くて綺麗な奥さんに取り換える事)のように揶揄する場合に使われることも多いです。とかく成功者はねたみ、そねみの対象になりやすいです。だからtrophy wife, trophy house, trophy car……などは、いずれもやっかみを含んだ表現になります。

まとめると、motivation という言葉は、軟弱な印象を与えやすいので、連発しないこと。

自分を売り込むときI am driven.と言えば、アメリカ人はもう一度あなたの顔を見直し(こいつ、ひょっとして、デキるのか?)と認識を新たにすると思います。