スナップ(ティッカーシンボル:SNAP)の第4四半期決算はEPSが予想-16¢に対し-13¢、売上高が予想2.52億ドルに対し2.86億ドル、売上高成長率は前年同期比+72.4%でした。

デイリー・アクティブ・ユーザー数は前年同期比+18%の1.87億人でした。予想は1.84億人でした。今期は890万人が新しくユーザーになり、これは2016年第3四半期以来で最も多かったです。

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ユーザー当たり売上高(ARPU)は$1.53でした。これは前年同期比+46%、前期比+31%でした。

スナップはアプリのデザイン・リニューアルを行い、ソーシャル機能とメディアを切り離しました。これにより新たな成長が出せると会社側では期待しています。当初の滑り出しは好調です。デザイン・リニューアルはいま一部のユーザーだけで実施しており、第1四半期末までには全てのコミュニティーで実施します。テスト・マーケットではパブリッシャー・ストーリーの閲覧が+40%増えました。つまりユーザー・エンゲージメントが急上昇しているのです。これがARPUの急上昇に貢献しました。

グロスマージンは36%でした。これは去年同期に比べて+27%でした。

第4四半期の広告売上のうちプログラマティックな広告が9割を占めました。ちなみに去年同期はプログラマティック広告が全体に占める割合は1割でした。2016年第3四半期の決算時には広告主が未だプログラマティック広告を全面的に支持していなかったので落胆させられる売上高に終わりましたが今回の決算ではプログラマティックへの移行が完全に成功したと言えそうです。

広告主のオークション支出額は前期比+100%成長でした。

広告インプレッション数は前期比+90%でした。

第1四半期の売上高成長率は今回の売上高成長率よりは鈍化すると見ています。