CBOEのクリス・コンキャノンが米国証券取引委員会(SEC)のダリア・ブラスに対し「そろそろビットコインETFを許可してはどうか?」という書簡を送りました。

この書簡は1月にダリア・ブラスが投信業界首脳たちに向けて書いた公開書簡への返信という形式を取っています。

まず1月のダリア・ブラスのレターでは:

1) ETFのNAVを計算する際必要となる信頼できる公的取引所での引け値が取得できない
2) ETFの流動性が保証できない
3) 1940年投資会社法では投信商品を設定する際にはカストディー(信託機関)を設定することになっているが、信頼に足るカストディーがない
4) ETFは現物とETF間での鞘取り(Arbitrage)がサクサクできないといけないが、それが出来る保証がない
5) 出来値への作為的な関与のリスク


を挙げ、まだETFがデビューできる環境には無いと断定しました。

これを機に、ビットコインETF熱がすっかり冷め、それがこんにちのビットコイン価格の低迷の大きな原因をつくりました。

これに対し、本日公表されたクリス・コンキャノンのレターでは:

1) ETFのNAVはCBOEとCMEという連邦政府公認のデリバティブ取引所でちゃんと値段が取得できるので計算できる。
2) 流動性に関しては、確かにCBOEとCMEの出来高は今のところ少ないけれど、これは今後増えるだろうし、ジェミナイ、コインベース、クラケンも十分な流動性がある。
3) カストディーに関してはジェミナイ・トラストを使えばよい。
4) 鞘取りは現在すでに可能である。
5) 出来値関与についてはCBOEが市場操作に目を光らせているし、ETFの目論見書の中で価格操縦リスクに関し周知徹底すれば問題ない。


と主張しました。

これを機に「ビットコインETFを!」という市場参加者の声が再び高まり、ビットコイン価格が上昇する可能性があります。

ビットバンクトレード



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