今日、7月4日はアメリカの独立記念日です。正確に言うとそれはアメリカ大陸に存在した「13の植民地」がイギリスの支配から解放された日ではなく、「もういやだ!」と反旗をひるがえした日です。

「13の植民地」
マサチューセッツ
ニューハンプシャー
ロードアイランド
コネチカット
ニューヨーク
ニュージャージー
ペンシルバニア
デラウエア
メリーランド
バージニア
ノースカロライナ
サウスカロライナ
ジョージア


おおまかに言えば、これらの植民地のうち、北の方の諸州は英国から信仰の自由を求めて海を渡ってきた清教徒たちから成る土地でした。だからボストンのように比較的密集した小さくて質素な家が多かったです。

これとは対照的に「カロライナ」とか「ジョージア」と言うのはフランスの王朝を想起させる名称であり、彼らは金儲けのために海を渡ってきました。だから当初から奴隷を使ったプランテーションなど、大規模農業を志向したのです。プランテーションの御屋敷は豪華なものが多いです。

このように、そもそも動機や利害が異なる各州が、お互いの違いを乗り越え、力を合わせて母国の支配から脱却しようとしたのが大陸会議(Congress)と呼ばれる評議会です。

各州が団結しないと独立は勝ち取れないという危機感は、下のベンジャミン・フランクリンの描いたイラストによく表れています。

800px-Benjamin_Franklin_-_Join_or_Die

アメリカ人はなぜイギリスの支配から抜け出そうとしたのでしょうか?

それはイギリスがアメリカから税金だけをせしめて、アメリカ在住の人々の声を政治に反映させようとしなかったからです。

反逆者(rebel)第一号はジョン・アダムズという人です。

ここがとりわけ重要な点なのですが、アメリカの独立運動は血気に走ったハチャメチャなリーダーに指導されたのではないという点です。

ジョン・アダムズは当時としては未だ珍しかったハーバード大学を卒業したインテリであり、弁護士でした。

彼はイギリスによる、国家権力の濫用に対して「もう我慢ならない」と立ち上がったのであり、彼が目指したのは真の意味での「法の支配」です。それはつまり明文化されたルールの枠内で個人が自由を享受するという意味です。

それを証明する事例としてジョン・アダムズは当初から三権の分立を主張していました。

つまり「理想の憲法はどうあるべきか?」というところから発想し、「イギリスの植民地としてのアメリカという現状は、もう我慢ならない」という結論に至ったわけです。

こうしてアメリカはジョージ・ワシントンを総司令官として独立戦争に入ってゆくわけですが、それはまた別の機会にでも。



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