先日米国証券取引委員会(SEC)がウィンクルボス兄弟のビットコインETFを却下したことを書きました。

その際、SECのコミッショナーのひとり、へスター・ピアース氏がツイッターで「ビットコインは未だ熟成しておらず、尊敬を集めておらず、十分に規制されてないからビットコインETFはダメらしい。私はそうは思わない!」とブチ切れました。




これを見たRedditの仮想通貨コミュニティーは彼女に「クリプト・ママ」というニックネームを授けています。

ところでSECコミッショナーって何? と皆さんは思うかもしれません。

そこで説明すると、SECは5人のコミッショナーによって監督されています。コミッショナーは大統領が指名し、上院の承認を必要とします。これは連邦準備制度理事会議長を選ぶ手順に似ていますね。

任期は5年で一度に沢山の欠員が出ないように毎年6月5日に一人交代するローテーションになっています。コミッショナーは政党の偏りを排するため、3人以上がひとつの政党から出ることは出来ません。

現在、SECコミッショナーはひとり欠員が出来ており4人で構成されています。

ジェイ・クレイトンはトランプ大統領によって去年5月にSEC長官に任命され委員会の議長を務めています。

ロバート・ジャクソンは同じくトランプ大統領により今年1月に委員に任命されました。元ニューヨーク大学ロースクール教授であり、M&Aを専門とする法律事務所ワクテル・リプトン・ローゼン&カッツで働いた経験もあります。

カラ・スタインはオバマ大統領によって2013年にコミッショナーに任命され、現在18か月の任期延長によってコミッショナーを継続しています。彼女はジャック・リード上院議員のアドバイザーとして上院銀行住宅都市委員会のスタッフを務めました。ドッド・フランク法の立法に際してカギを握る役割を果たしました。

そして今日話題にしているヘスター・ピアースはトランプ大統領により今年1月にコミッショナーに任命されています。彼女はジョージ・メイソン大学の金融市場ワーキング・グループのディレクターを務めていました。またリチャード・シェルビー上院議員のアドバイザーとして上院銀行住宅都市委員会の上席顧問としてドッド・フランク法の援用に関するアドバイスを行いました。

コミッショナーは別に個々の案件を多数決で決めているわけではないと思います。今回のウィンクルボス・ビットコインETFの却下などはスタッフに任せているはず。

ただ彼女のツイートに仮想通貨クラスタが一縷の希望を見出しているのはムリもないと思います。


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