読者の方から質問を受けました。

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もしあなたが尖ったパフォーマンスを狙うなら7銘柄程度がベストだと思います。

「あれも、これも」と自分のお気に入りの銘柄をどんどん加えてゆくと、折角厳選した個々の銘柄のポートフォリオ全体への寄与度が下がってしまいます。自分の銘柄選びの腕前を際立たせるためにも「盛り込み過ぎ」は避けるべき。

逆に言えば自分の目利きにそれほど自信が無いひとは、少し多目、たとえば10~15銘柄くらい組み入れた方が「乗り物酔い」する乱高下を避けられるかも。

やって欲しくない事は20~30銘柄も組み込むこと。これは証券会社に払う手数料ばかり嵩み、分散効果は漸減します。

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もし個別リスクを避け、手堅い運用をしたいなら、悪いことは言いません、株価指数ETFを買った方が良いです。

あと、たとえば(自分はシーゲル流だ!)という風に自分のスタイルにこだわりすぎ、フィリップモリス・インターナショナル、アルトリア、ブリティッシュ・アメリカン・タバコなど似たような銘柄ばかりを組み込むバカタレが後を絶ちませんが、これは分散になってないです。

幕の内弁当が鯛ばかりなら、どんなに鯛が好きでも、辟易するでしょう?

いろどりを考える事。

その際、セクターをある程度分散すること。なお全部のセクターを持とうとするのは愚鈍。景気や金利から判断して、「旬」と思われるセクター(=下の図で言えば2色くらい)を中心にピックすること。

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