1992年に設立されデンマーク金融監督庁の許可を受けた金融機関、サクソバンク(SAXO BANK)はFXの世界では既に良く知られた存在です。

そのサクソバンクが今回、米国株(6130銘柄)、中国株(2006銘柄)、欧州株(3760銘柄)の取次を一挙に開始します。つまり合計1万銘柄余りを一挙に取扱い始めるわけです。

しかも米国株の手数料は1注文あたり0.2%、上限手数料も15ドルという業界最低のコストになります。

注文可能時間は24時間です。また注文タイプは「成行注文」、「指値注文」、「逆指値注文」、「トレイリングストップ注文」になります。

日本のネット証券では外国株の信用取引が出来ないので「売りから入る」取引仕法が出来ませんでした。これは外国株の投資ポートフォリオをヘッジしたい場合、有効なヘッジが出来にくいという問題を生んできました。

サクソバンクは現物株の取引に加えて、かねてから個別株CFD取引(=差金決済取引)を提供してきました。CFD取引では「売りからでも入れる」ため、「現物をロング、CFDをショート」という組み合わせを作る事で相場急落への備えをすることが出来ます。

サクソバンクは2017年の1年間に世界170か国の顧客が出した4330万件の注文を執行した実績があります。オフィスはオーストラリア、ブラジル、中国、チェコ、デンマーク、フランス、香港、インド、イタリア、日本、シンガポール、南ア、スイス、オランダ、アラブ首長国連合、英国の16か国に展開しています。2017年末の総従業員数は1594人です。

2017年度の売上高は邦貨換算で約538億円、純利益は98億円、総資産は7098億円、普通株式ティア1比率は18.1%、株主資本利益率は12.5%でした。

サクソバンク証券