アップル(ティッカーシンボル:AAPL)の時価総額が1兆ドルを超えました。

アップルは1980年12月12日に新規株式公開(IPO)されました。だから1兆ドルになるのに38年かかったわけです。

IPOの際に売出した株数は460万株で値決め価格は22ドルでした。その時点での時価総額は11.88億ドルでした。1980年9月末〆の年間売上高は1.18億ドル、純利益は1170万ドルでした。つまりPSR(時価総額対売上高比率)で約10倍で売り出されたわけです。

AAPL_IPO_12dec1980

引受幹事は:

モルガン・スタンレー 72.5万株
ハンブレクト&クイスト 72.5万株

ベーチェ・ハルセイ・スチワート 7.2万株
ベアスターンズ 7.2万株
ブライス・イーストマン・ペインウェバー 7.2万株
ディロンリード 7.2万株
ドナルドソン・ラフキン・ジェンレット 7.2万株
ドレクセル・バーナム・ランベール 7.2万株
ファースト・ボストン 7.2万株
ゴールドマン・サックス 7.2万株
EFハットン7.2万株
キダー・ピボディ 7.2万株
ラザード・フレール 7.2万株
リーマン・ブラザーズ・キューン・ローブ 7.2万株
メリルリンチ 7.2万株
LFロスチャイルド 7.2万株
ソロモン・ブラザーズ 7.2万株
シェアソン・ローブ・ローズ 7.2万株
スミスバーニー・ハリス・アップハム 7.2万株
ウォーバーグ・パリバ・ベッカー 7.2万株
ウォーサイム 7.2万株
ディーン・ウィッター・レイノルズ 7.2万株

などとなっています。

IPO売出目論見書を見ていて興味深いのはスティーブ・ジョブズの肩書が「副会長兼ヴァイス・プレジデント」であり、会長でもCEOでも無かったという点です。同様にスティーブ・ウォズニアックの肩書もヴァイス・プレジデントでした。

それではCEOは誰だったかというとナショナル・セミコンダクター出身のマイケル・スコットでした。

アップルは初期の成功の後、経営危機に陥り、スティーブ・ジョブズは自らが雇った元ペプシコのジョン・スカリーによって解任されてしまいます。その後、ギル・アメリオによって経営されていましたが、このときは「あと数カ月で倒産する」というところまで追い込まれました。

その当時の状況は下の記事に書きました。


『どん底時代のスティーブ・ジョブズの思い出』

その後、スティーブ・ジョブズはアップルがBe Inc.NeXTを買収したことをきっかけに古巣のアップルに戻り、ぐんぐん盛り返してゆくわけですが、時価総額1兆ドルを達成するにあたりiPhoneの成功が大きく貢献したことは言うまでもありません。

最近のアップルは「アプリ・ストア」に代表されるサービス売上高に力を入れています。先日発表された第3四半期(6月期)決算でもサービス収入は95.5億ドルと存在感を増しています。



過去記事をチェックするには: MARKET HACK HISTORY VIEW

【お知らせ】
VALUで仮想通貨に関する記事を随時UPしています。

valu_og_white

Market HackのFacebookページに「いいね」すれば最新記事をサブスクライブすることができます。

広瀬隆雄のTwitterInstagramnoteもよろしく。

お問い合わせはhiroset@contextualinvest.comまでお願いします。