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イランが外貨準備をユーロからドルにシフト

イランの中央銀行が同国の持つ970億ドルの外貨準備のうちユーロ建てで持っている部分(450億ユーロ=550億ドル)に関し今後ドルと金(ゴールド)にスイッチしてゆくと発表しました。

このニュースでユーロは軟調になっています。

しかしイランが現在のユーロのオーバーウエイトのポジションを決めたのは去年の9月以降のことで、アハマディネジャド大統領の「ドルはやめておけ」という鶴の一声でユーロへの傾倒が始まったのです。

思えばあの頃がユーロの天井で、それ以降はいいとこなしの展開でした。
longChartEURUSD1w_R

(出典:ダイヤモンドZAi)

このようにイランは「逆指標」なのでイランが売るからといって慌てる必要は無いと思います。

混沌としてきた英国総選挙

週末の有権者投票意向調査で英国の総選挙の行方が混沌としてきたことがわかりました。

先ず得票比率の予想です。(YouGov調べ、テレグラフ)
YouGov

保守党(Conservative青)、労働党(Labour赤)の人気が下がり自民党(LibDem黄)の人気がうなぎのぼりになっているのがわかります。

次は獲得議席数予想です。(ComRes調べ、テレグラフ)
ComRes

イギリスは小選挙区制なので得票比率と獲得議席数予想に大きな開きがあります。それでも自民党がじわっと獲得議席数予想を伸ばしているのがわかります。

最後が誰がマジョリティ(過半数)を取るかの予測です。(BetFair、テレグラフ)
Betfair

ここでグレーのHung Parl.というのは「宙吊り議会」の略です。
つまり恐れていた「宙吊り議会」になってしまう確率が増えたわけです。

なお単独過半数は325議席です。

それではなぜ自民党が急伸したか?ということですが、どうやら木曜日のTV討論会で労働党のゴードン・ブラウンが無味乾燥な数字の羅列で、お説教めいた演説をしたことが有権者を遠ざけたようです。

ポンドに影響を与えている英国総選挙アンケート

英国総選挙はたぶん今週公示され、5月6日に実施される公算が高いです。

最新の有権者アンケートでは保守党のリードが増えたようです。
先ず有権者投票意向調査会社ユーゴブ(YouGov)の調べでは保守党39%、労働党29%、自民党20%という得票率が予想されています。因みに3月14日の調査では保守党37%、労働党33%、自民党17%でした。

つまり保守党が人気を伸ばし、労働党の人気は下がっているのです。

YouGovはキャメロン党首率いる保守党が335議席を占め、単純過半数である325議席を上回る可能性が出てきていると指摘しています。

別の有権者投票意向調査会社コムレスのデータも労働党の支持後退を示しています。
Share_of_Vote_ComRes_4-5-10

(出典:テレグラフ)続きを読む

全員合格!基準を緩める欧州中央銀行

右を向いても左を見ても、できない生徒ばかり。これでは落第生が続出、、、
欧州中央銀行はこの現実に直面し、仕方なく今年末から適用する予定だった「合格ライン」を引き下げると発表しました。

ギリシャ、ポルトガル、スペインなどの格付けが脅かされていることは皆さんもご存知だと思います。これまで欧州中央銀行は資金を貸し付けるにあたって「今年の年末から融資の担保として持ち込まれる国債はA-か、それ以上の高い格付けを保持するものに限る」としてきました。
続きを読む

「ごっつあんです!」状態のドイツ

3月のドイツの製造業購買担当者指数(PMI)が発表され、予想の56.8に対して59.6という強い数字でした。

ミュンヘンのシンクタンク、IFOによる3月の景気動向指数も予想95.8に対し98.1という強い数字を示しています。

最近のユーロ安でドイツの工場は息を吹き返し、ビジネスマンのセンチメントは改善しているわけです。

PIIGS問題解決に向けての、最も実現可能なシナリオとは:

1. 先ずドイツやフランスの景気をガンガンに良くする
2. そして昔通りスペイン、ポルトガル、ギリシャなどがその「おこぼれ」を頂戴する

というアプローチです。
既にそういう方向へ向けて欧州は走り出していることが今回の景気指標で確認できたと思います。

編集長プロフィール
hirose_takao広瀬隆雄(Hirose Takao)
米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
Twitter/@hirosetakao
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