ウォールストリート・ジャーナルによるとインド政府の株式投資奨励策が実を結んで、国内の個人投資家が初めて株式を買いはじめているそうです。それを端的に示したのが下のチャートです。水色の国内投資家が買い越している点に注目してください。

インドは英国から独立した後、いわゆる「混合経済」を採用しました。その関係で株式市場は歴史こそあれ経済政策の中心にはなりませんでした。国内での資本の蓄積は不十分で、外人投資家に振り回されやすい市場でした。
歴史的にインド政府はそれを「好ましからざる影響」と捉え、外人によるインド株の取得を厳格に制限してきました。
しかしBRICsブーム以降、インド経済はようやく本格テイクオフし、それに伴って国内の資本も蓄積が進んでいます。つまり今回のインドの個人投資家による株式ブームは、単なる「官制相場」ではなく経済的合理性を持つ、自然な成り行きなのです。
インドに投資する最もポピュラーなやり方はウィズダムツリー・インド収益ファンド(ティッカーシンボルEPI)というETFを買うことです。

なお最近のインドのGDP成長率は中国に比べても遜色ありません。


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