エロス・インターナショナル(ティッカーシンボル:EROS)は1977年に創業されたインドの映画製作・配給会社です。同社は2000本の映画ライブラリを有しており、毎年、トップ10ヒットのうち3本を出しています。またグローバル・ディストリビューションを展開しています。

同社の売上高は2007年以降、年率21.7%で成長しています。

同社はもともとインド国外への映画の配給からビジネスを始めました。そして2006年から国内でも配給を開始しています。2007年にコムキャストと提携、さらに2010年にはHBOアジアと提携しています。

同社はインド版ネットフリックスと形容できるストリーミング・サービス、「エロスナウ」を開始しています。

同社はいわゆるポートフォリオ・アプローチをとっており、ひとつの映画で大きな博打を打ちません。また権利を取得した映画に関してはTVや音楽などをプリセールすることで取得コストの70%近くを封切り前に回収してしまう方針を取っています。

インドでの典型的な大型映画の製作コストは850万ドルで、これはアメリカより遥かに安いです。また宣伝広告費も300万ドル程度です。

さらにインドでは製作開始から封切りまでのサイクルが短いのでワーキング・キャピタルの必要性はアメリカの映画会社ほどではありません。

インドのテレビ放送はアナログ放送からデジタル放送に移行中で、これがデジタル化すれば、ペイTVを通じて新しい課金経路が出来ます。

インドの人口の平均年齢は27歳と若く、インド人の所得は向上しつつあるので、これから大きな国内市場が登場すると考えられます。

現在、インドの映画産業の規模は150億ドルで、年率15.2%成長しています。100万人当りのスクリーン数は12で、アメリカの100に比べると未だ成長余地があります。
毎年125の新しいスクリーンが追加されており、その大半はマルチプレックスです。
チケット単価は8ドル前後で、意外に高いです。

インドのテレビ普及率は61%で、1.54億世帯です。サブスクリプション・サービスは始まったばかりです。

2013年度の売上高は2.15億ドルでした。内訳は映画46%、デジタル19%、TV35%です。

また国別ではインドが63%、欧州が16%、米国が6%、その他が15%です。

【ディールの詳細】
初値設定:15から17ドル
ティッカーシンボル:EROS
今回発行株数:1250万株うち780万株が新株
幹事:ドイチェバンク、メリルリンチ、UBS 、ジェフリーズ、クレディスイス