コロンビア大学の大学院生で、ティーチング・アシスタント(TA)ないしはリサーチ・アシスタント(RA)として教育・研究補助業務に携わっている学生が、投票により、米国自動車労働組合(UAW)の組合員になることを決めました。

投票結果は賛成1602、反対623でした。

コロンビア=UAW労組は、GWA-UAWという名称になります。

今回の投票は、8月にアメリカ連邦政府の独立行政機関、全米労働関係委員会が「私立大学のTA・RAたちも、組合員になってOK」という判断を示したのを受けて行われました。

アメリカでは公立大学のTA・RAが労働組合の組合員となることは一般化しています。しかし私立大学でこれが行われるのはニューヨーク大学に続いてコロンビア大学が二番目です。

TAやRAは教授などのコストの高いスタッフに代わって、安上がりに学部の学生を指導する、一種の「コスト削減の常とう手段」となっています。

修士課程で学ぶ学生にしてみれば、「タダで学べる上にお小遣いも貰える」ということで、これまで余り労働者意識は持っていませんでした。しかし、こき使われても労働者としての権利は主張しにくく、弱い立場にありました。

この反面、TAやRAを組合化すると、それはコスト増につながり、それはゆくゆく私立大学の授業料がまたまた高騰するという議論もあります。

ハーバード、デューク、イェールなどの大学でも同様の組合化の運動がおこっているそうです。