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マーク・ファーバーは「The Gloom, Boom & Doom Report」というニュースレターを執筆しています。日本ではパンローリングから『マーク・ファーバー博士の月刊マーケットレポート』という名前で出されています。

『マーク・ファーバー博士の月刊マーケットレポート』

世の中に投資ニュースレターは数多くありますが、本当に購読する価値のあるものは片手で数えられるほどしかなく、その中でもこのニュースレターは必読と言ってよいと思います。(但し初心者には少々難しいので、くじけずにチャレンジする根性が要りますが)

その『マーク・ファーバー博士の月刊マーケットレポート』最新号の中に「人種差別的なコメントがある!」ということがフィナンシャル・タイムズやブルームバーグで取り上げられ、彼のコメントが炎上しています。





これが原因で今日、マーク・ファーバーはカナダの運用会社、スプロットの取締役を退きました。またCNBCは「今後マーク・ファーバーをコメンテーターとして呼ばない」と発表しました。

ただファーバーがこのレポートの中で主張したことは「個人の財産を政府が気が向くままに強奪するような社会は、発展が望めない」ということであり、政府の介入でいちばん苦しむのは、実は弱者だということです。

その立場からベーシックインカムという考え方に対してもファーバーは警鐘を鳴らしています。

僕は今月号のファーバー・レポートは、かなり力作だと思いました。

ファーバーは日頃からアマノジャクでエキセントリックであり、彼独特の語り口のうち、人種差別的発言の部分(=これは確かに、「まずいだろ」という発言をしていますwww)だけが切り取られ、そこに非難が集中したというわけです。

しかし……そもそもファーバーの奥さんはタイ人ですし、彼はアジア大好き人間なのでファーバーが根っからの白人至上主義者であるとはどうしても考えられません。

「Political correctness」を監視し、ちょっとでも不適切発言があるとそれを告発する自警団から突き上げられたというわけです。