ギリシャの再選挙がいよいよ6月17日、つまり今週の日曜日に迫っています。

これは5月6日に実施されたギリシャ総選挙の結果、どの政党も過半数を獲得することが出来ず、さらに二つ以上の政党が協力し合って、連立政権を形成することもままならなくなってしまったために、仕切り直しとして行われるものです。

今回の再選挙では大きく分けて三つのシナリオが考えられます。

シナリオ1.前回と同じで再び連立政権が形成できない
シナリオ2.急進左派連合(シリザ)と小政党が躍進
シナリオ3.穏健な新民主主義党が勢力を盛り返す


現在のところ、状況は混とんとしています。
今週末の再選挙を前にして信頼が置けて、最新のトレンドを反映した有権者投票意向調査が無いため、投資家は五里霧中に置かれています

下の円グラフは5月6日の選挙後のギリシャ議会の現在の議席比率を表しています。

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新しく第一党となった新民主主義党は最初全ギリシャ社会主義運動と連立政権を形成しようとしましたが、僅かの差で必要な51%に届きませんでした。

そこで新民主主義党は急進左翼連合(シリザ)と連合政権を形成する話し合いをしましたが、余りにも政治的な立場が違いすぎるため、協調することはできませんでした。

なおギリシャの選挙法では、総選挙で第一党となった政党には有権者からの投票で獲得した議席数にプラスして、ボーナス・ポイントとして50議席を追加できる制度になっています。

上の円グラフでは新民主主義党が36%の議席を占めているのですが、それには16.6%、50議席のボーナスが含まれています。それを取り除くと実際は19%の議席しか得票できなかったのです。

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