ネットスケープのIPOの当初の初値設定は$14でした。それが値決め時には$28になり売出し株数も当初の350万株から500万株に増やされました。上場初日の引け値は$58 1/4です。その後、同社株は$87まで上昇します。

第一次バイオテクノロジー・ブームを除いては、新規公開株がこんなに華々しいデビューを飾ることはめったにありません。

ネットスケープのIPOは一夜にして新しい時代が到来したことを告げたのです。

今から振り返ってみるとネットスケープは3DO同様、問題を抱えた企業でした。なるほどネットスケープのブラウザーは当時80%の市場占有率を誇っていましたが、ブラウザーだけからでは十分な売上を上げることができず、ネットスケープはとって付けたかのように企業向けソフトウエアなどいろいろな分野に多角化して行ったのです。

マイクロソフトはネットスケープの息の根を止める事を至上課題としていましたから無料でインターネット・エクスプローラーをどんどんばら撒きました。
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