Market Hack

ゴールドマン・サックス

回顧録1990年代のシリコンバレー ヤフーのIPOはゴールドマンがシリコンバレーに殴り込みをかける雄叫びだった

さて、今でこそシリコンバレーのIPOをゴールドマン・サックスやJPモルガンのような東部の大手投資銀行が手がけることは当たり前ですが、この時点まではシリコンバレーのIPOは最初に書いたブティック投資銀行が引き受ける例が多かったです。

皆さんはマイクロソフトやインテルの主幹事がどの投資銀行だったか、ご存知ですか?

インテルの主幹事はアンターバーグ・トービンです。マイクロソフトはアレックス・ブラウンです。つまり有名じゃないブティックがハイテク株を引き受けるというのが常識だったのです。

アップルやネットスケープの場合は例外的に売出し目論見書の左側(ここが一番上位のポジション)にモルガン・スタンレーが来ていますが、これはH&Qのビル・ハンブレクトが当時のモルガン・スタンレーの伝説的CEO、ディック・フィッシャーと大学時代の同窓生で、アップルのスティーブ・ジョブスが「おおきい証券会社も招いた方がいいよね」と言ったので、ビル・ハンブレクトが旧友のディック・フィッシャーに幹事参加をもちかけたのです。
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ゴールドマン・サックスの卑怯なダンピングに他の引受業者が憤然

今日のブルームバーグに(さもありなん)と思わせる記事が出ていました。

今週、ゼネラル・モータースが米国証券取引委員会にIPOの申請をすると思われますが、このディールの主幹事はJPモルガンとモルガン・スタンレーになると言われています。

この歴史的な大型IPOでゴールドマンは主幹事を取れなかったのです。

それ自体は驚きではありません。それには2つの理由があります。

まず歴史的に社名に「ゼネラル」とつく会社はモルガンがメインバンクだというのが暗黙の了解であるということです。

次にゴールドマンは今回の金融危機で「悪役」に仕立てられているため、アメリカ政府の管理下に入っているゼネラル・モータースの主幹事の仕事を国民から嫌われているゴールドマンに担当させるわけにはいかないからです。
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ロシアのネットVC、デジタルスカイがIPOアドバイザーにゴールドマンを指名

ウォールストリート・ジャーナルによるとロシアのベンチャー・キャピタル、デジタルスカイ(=略してDST)が2011年にロンドン市場にIPOする計画だそうです。既にゴールドマン・サックスほか2行の投資銀行を選定済です。

デジタルスカイはFacebook(フェイスブック)、Zynga(ズィンガ)、Mail.ru、元AOLの一部門であるICQなどのネット企業に投資しています。
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姑息な策を弄するゴールドマン・サックス ボルカー・ルールの抜け道

鳴り物入りで成立した金融規制改革法案ですが早くもそれをなし崩しにする作戦が開始されています。

フォックス・ニュースによるとゴールドマン・サックスは本体の自己売買部門のトレーダーの約半数をゴールドマン・アセット・マネージメント、つまり資産運用子会社へ出向させました。

これは自己売買部門を制限するというボルカー・ルールを迂回するための措置です。
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ゴミ証券訴訟でゴールドマンとSECの間に示談成立

米国証券取引委員会(SEC)がコラテラライズド・デット・オブリゲーション(CDO)のパッケージングならびに販売に際してゴールドマン・サックスが「利益相反等に関する重大な情報を開示せず投資家を騙した」という民事訴訟を起こしていた件についてSECとゴールドマンの間で示談が成立しました。

ゴールドマンは合計5.5億ドルを損害を蒙った投資家ならびに米国財務省に支払います。これは過去のアメリカの金融史上最大のペナルティーです。

ゴールドマンは問題の取引、「アバカス」のマーケティング資料が正しくリスクを開示していなかったというSECの指摘を全面的に肯定しました。
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編集長プロフィール
hirose_takao広瀬隆雄(Hirose Takao)
米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
Twitter/@hirosetakao
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