【アンダーライティング・フィー】
さて、引受け幹事団を構成する投資銀行には上場業務に際してアンダーライティング・フィーという手数料収入が入ります。

この手数料が幾らだったかはIPOの売出し目論見書(プロスぺクタス)を見ればわかります。

例えば最近のIPOであるジップカー(ティッカー:ZIP)の場合、プロスペクタスの表紙の中段に次のような記述があります:

IPO価格 18ドル 総額1.743億ドル
アンダーライティング・ディスカウント 1ドル26セント 金額1220万ドル
ジップカー受取金額(公開費用差引前) 16ドル74セント 金額1.116億ドル
売出し株主受取金額(公開費用差引前) 16ドル74セント 金額5051万ドル


つまり値決め価格そのものは18ドルだったけど、それを全額、会社側が受け取ったわけではないということです。

会社側が受け取ったのはそこから投資銀行へ支払うアンダーライティング・フィー(この場合1ドル26セント)を差し引いた、16ドル74セントという数字になるのです。

なおアンダーライティング・フィーの1ドル26セントをIPO価格の18ドルで割り算するとちょうど7%であることがわかります。

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