このところのアメリカの株式市場は「閑散に売りなし」の格言通り、薄商いの中をしっかりした展開となっています。

しかし9月の相場は8月ほどカンタンではない気がします。

例年、9月の最初の月曜日はレーバー・ディでお休みです。その関係でこの週末は三連休になるわけですが、この三連休はアメリカ人にとって夏休みの最後を楽しむ時期に当たります。

アメリカでは9月に学校に入学、あるいは進級する関係で、9月は「心機一転の月」です。日本人が桜を見ながら(新年度も頑張るぞ)と心に誓う感覚……アメリカではそれが9月というわけです。

ウォール街でも、レーバー・ディが明けると、続々、トレーダーやバンカーたちがバケーションから帰ってきます。相場の様相が一変するのも、9月であることが多いです。最近ではリーマンショックが起きた年、レーバー・ディを境として、悲壮感が加速度的に増したケースが思い出されます。

また1929年の大暴落と、それに続く大恐慌も、もとを正せばレーバー・ディ明けの相場の異変からスタートしたのです。
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