Market Hack

ジョージ・ソロス

辣腕ヘッジファンド・マネージャー、スタンレー・ドラッケンミラーが引退 

要約
ドラッケンミラーの30年の通算運用成績は驚異的
その男が今回はかなり塞ぎ込んでいる様子
成功者は受益者にお金を返し、後は悠々自適に自分のカネを転がすというのが理想


さすがに超一流の相場師だけに引き際を心得ていますね、ドラッケンミラーは。

ジョージ・ソロスの右腕として活躍したこともあるドラッケンミラーは数多いヘッジファンド・マネージャーの中でも別格的存在です。

30年に及ぶ彼のキャリアで年間運用成績がマイナスだった年は一度も無いというのも素晴らしいし、平均年率30%近いリターンを上げてきたというのも驚異的です。金融危機が襲った2008年ですら+11%を記録しています。
続きを読む

オバマは「売り」だね 毒舌ヘッジファンド・マネージャー、ヒュー・ヘンドリー

著名なグローバル・マクロのヘッジファンド・マネージャーといえばジョージ・ソロスの名前が真っ先に思い浮かびますが、「楽しませてくれる」キャラとしてはヒュー・ヘンドリーの右に出る人は居ません。

そのヒュー・ヘンドリーがニューヨーク・タイムズのビジネス面の第1面を飾りました。

ヘンドリー:「オバマはショートだね。」

彼の歯に衣着せぬ語り口は欧米の投資コミュニティーでも有名です。
下はユーロ問題に関して元IMFでノーベル賞受賞者でもあるジョセフ・スティグリッツとのディスカッションの模様です。一番左がスティグリッツ、その横が在英スペイン大使、ヒューは一番右端です。


ヒューの様子をよく見て欲しいのですが、テレビ・インタビューにもかかわらず「あさっての方向」を向いて知らぬフリをしています。

僕は投資銀行勤めが長かったので経験で良く分かるのですが、ミーティング・ルームの中に、こういう風にひとりだけ態度が悪い奴が居れば、たぶんその人間が最も稼いでいる「ドル箱野郎」です。

このビデオでも未だスティグリッツがちゃんと話終わらないうちにヒューは獰猛な攻撃を仕掛けます。
続きを読む

輪縄はじりじりと締め付けられている


ヒュー・ヘンドリーは歯に衣着せぬ語り口で有名な英国のマクロ・ヘッジファンド・マネージャーです。彼の機知に富んだ発言はいつ聞いても面白いですけど、このビデオもなかなか楽しませてくれます。特に2分20秒あたりに中国のことに言及する際の彼の嬉しそうな顔に注目して下さい。

(インタビュー抄訳)
ブルームバーグ:「あなたはユーロは終わったと発言されましたが、それはどういう意味ですか?1ドル=1ユーロと言う意味ですか?それともユーロそのものが無くなるという意味ですか?」
続きを読む

イングランド銀行を破産させた男、ジョージ・ソロスはこう戦った 書評「More Money Than God」

More Money Than God: Hedge Funds and the Making of a New EliteMore Money Than God: Hedge Funds and the Making of a New Elite
著者:Sebastian Mallaby
販売元:Penguin Press HC, The
発売日:2010-06-10
クチコミを見る

6月14日にセバスチャン・マラビー(CFRシニア・フェロー)が書いた「More Money Than God」という新刊書が米国で発売されます。この本はヘッジファンドの歴史について書いた本ですが、新刊書のプロモーションで雑誌「The Atlantic」に同書の抜粋が掲載されています。

なかなか臨場感溢れる記述となっており、ヘッジファンドの社内の雰囲気が手に取るようにわかるので、チョッとさわりの部分を抄訳してみました。

■   ■   ■

1992年9月15日(火曜日)、ポンドはまたこっぴどく売られた。スペインの財務大臣が英国の財務大臣、ノーマン・ラモントに電話してきて、マーケットの状況を聞いた。

「悲惨だ。」

ラモントはそう答えた。
続きを読む

ヘッジファンドに関するウンチク グローバル・マクロその1.

近く公開される映画『ウォール・ストリート2 マネー・ネバー・スリープス』で再びヘッジファンドという存在が一般の人々から注目を浴びると予想されます。

そこで材料が少ない日を選んで、ヘッジファンドに関する豆知識を紹介してゆきたいと思います。

先日、インヴァスト証券のウェブセミナーでグローバル・マクロ・ヘッジファンドの生態についてお話させて頂きました。

ギリシャ問題のような危機が起こると俄然、このグローバル・マクロというトレード・ストラテジーへの注目度がUPします。それで(タイムリーな話題かな?)と思ったわけです。

「グローバル・マクロ」とはヘッジファンドを分類するときのカテゴリーのひとつです。

つまりヘッジファンドのいち投資ストラテジーだと申し上げても良いでしょう。

その特徴はマクロ経済のうごきの中に不均衡を探す点にあります。

マクロ経済というのは国の財政収支や貿易収支やGDPなど経済の巨視的な捉え方のことを指します。(マクロ経済に対する概念はミクロ経済です。)

マクロ経済になにか不均衡があるとその不均衡が原因でストレスがたまります。

そのストレスはある時点に堪え切れなくなって大きな訂正の局面を迎えます。

このような激しい価格訂正の機会を捉えてFXや商品や株をトレードするのがグローバル・マクロ・ヘッジファンドの投資戦略というわけです。

彼らのもうひとつの特徴はそういうトレードをする際、レバレッジを使うという点です。

また株なら株の専門家、FXならFXだけ、と言う風に自分の使う投資対象を限定せず、儲かると思えば何にでも手を出すのがグローバル・マクロの特徴です。

グローバル・マクロ・ストラテジーでいちばん有名なヘッジファンド・マネージャーはたぶんジョージ・ソロスだと思います。
続きを読む

編集長プロフィール
hirose_takao広瀬隆雄(Hirose Takao)
米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
Twitter/@hirosetakao
このサイトについて
ブログとTwitterを活用した新しいタイプの参加型投資ブログメディアです。
皆さんも参加しませんか?

MarketHack にゲスト・ブロガーとして記事を投稿したい方は下のメールアドレスまで記事を送ってください。
markethack@livedoor.com
※記事が採用されない場合もあります。

>>Read More
記事検索
免責事項
なお運営上、ここに書かれる意見には諸々のバイアスがかかっています。投資情報は利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失を生じる場合がございます。投資対象や取引の仕組み及びリスクについてご理解の上、ご自身の判断と責任においてお取引いただきますようお願い申し上げます。

Ads by Google

    • ライブドアブログ