Market Hack

スプレッドトラム

新興国のネット人口は急増する ボストン・コンサルティングのネット調査

要約
向こう5年で主要新興国のネット人口は倍増する
巨大な商機が待ち受けている
新興国は一足飛びにスマートフォンへ


ボストン・コンサルティング・グループが『インターネットの新しい10億人 ブラジル、ロシア、インド、中国、インドネシアのデジタル・コンシューマー』というレポートを発表しました。
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ドットコム・バブルに踊った98年当時のノリです

最近ウェブセミナーなどで「で、結局のところ広瀬サンはどのへんの銘柄をいじっているのですか?」という質問を受けることが多いです。

僕はNomadic(遊牧民族的)にどんどん場所を変えるのが好きなので、(なんとなく最近、このアイデアでは儲からなくなってきたよね)と感じるとすぐ河岸をかえてしまいます。

BRICsも(今日言及する1銘柄を除いて)ここ半年「全売り」し、一切弄っていません。

去年の12月にブラジルや中国にネガティブに転じた当時、結構、世間の風当たりが強く、批判的な事を書かれました。それらを読むにつけ(自分の判断は正しかったな)とすぐに手ごたえを感じました。

ムキになって怒る人が多い(=これをウォール街ではpush backといいます)ということは、そういうシナリオになると困る人が沢山居ることを示唆しています。

大体、相場というのは皆が行って欲しくない方向へ行くものです。

さて、今、僕は割合と地元の会社などに投資しています。つまりシリコンバレーの会社などが多いです。

その意味ではドットコム・バブルに踊った、1998年頃のノリです。

最初の銘柄は僕の知り合いが投資したというニュースを受けて、取るものもとりあえず、ソッコーで駆けつけ、提灯を付けに行った銘柄です。(これだけは中国株です)

スプレッドトラム(SPRD)という会社です。

SPRD


それからクラウドがブームになっているけど、データセンターに備え付けられる各種デバイス(例:F5ネットワークスのロード・バランサー)に組み込まれる半導体を作っているカヴィウム・ネットワークス(CAVM)にも注目しています。
CAVM
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中国の良いところ、凄い部分を体現したスプレッドトラム(SPRD)

相場観的に中国株に弱気なのを見て「広瀬サンは中国嫌いだ」と思いこむ読者が多いですが、そんなことはありません。相場観と好き嫌いは別モノです。

僕は頭からどこかの国を毛嫌いしたりしないし、逆に何かの投資対象に心酔し、それと「心中」したりはしません。

だからどんなに相場観的に弱気でも全ての中国株が駄目なんてサラサラ思ってないし、中には「この株はみどころあるな」と唸ってしまう良い会社もあるのです。

僕にとってのスプレッドトラム(ティッカー:SPRD)は中国人の持つ技術力、経営管理力、ベンチャー投資家のソフィスティケーションなどを体現した、「凄い中国、おそるべき中国の見本」のような会社です。

スプレッドトラムは前にも紹介した通り、所謂、ターンアラウンド・ストーリーです。
SPRD
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中国のスマートフォン市場の成長に強気ならスプレッドトラム(SPRD)

SPRD

スプレッドトラムは携帯電話向け半導体の中でもベースバンド(基底帯域)プロセッサーのデザイン会社です。ベースバンドは価格競争が激しいし、デザインが採用されるか否かで業績が激しく変化する、むずかしいビジネスです。

従ってこの株は「上級者向け」ということになります。

でも読者の中で中国のスマートフォン市場の将来性に強気な人が居るならば、スプレッドトラムはマークすべき企業だと思います。

スプレッドトラムはメディアテックやSTマイクロシステムズなどからの競争に勝てず、去年まで業績が低迷していました。

しかしここ二回の四半期決算ではコスト削減、古い在庫の処分、新製品の導入などでターン・アラウンドしてきています

2009年第4四半期では売上ガイダンス3700万ドル~4000万ドルに対して4230万ドル(去年同期比+300%)を記録しました。2010年第1四半期の売上高ガイダンスは4000万ドル~4300万ドルです。

グロスマージンは前期の39%から42.2%へと改善しています。

また平均販売単価(ASP)も+24%でした。続きを読む

編集長プロフィール
hirose_takao広瀬隆雄(Hirose Takao)
米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
Twitter/@hirosetakao
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