マイクロソフトのCFO、クリス・リデルが「辞める」と言い出した時、(この人、一体次は何処へ行くのだろう?)と思いました。

およそ財務屋という立場からしてマイクロソフトのCFOより栄えあるポジションというのは、そうそう転がっているものではないからです。

だからクリス・リデルがゼネラル・モータースのCFOに就任したときは(こいつ、やりやがったな!)と心の中で叫んでしまいました。

彼の立場というのはバレエに喩えればプリマドンナです。

だからダサいことは、やりません。

今回、GMのIPOロードショウを見て、なぜクリス・リデルがこのチャンスに飛びついたのかよくわかりました。

ゼネラル・モータースはこの2年くらいで凄く変わりました。

GMは倒産した後、一番強い、一握りのモデルに経営資源を集約しました。ダメなブランドは切ったわけです。

そして強いブランドに関してはグローバル・モデルにすることでスケール・メリットを出しました。これは高い設備稼働率を維持するためです。

また在庫を圧縮しました。これは値引きセールを抑制し、ブランド価値を高め、中古車の下取り価値を高めるための措置です。

具体的にそれらの戦略がどう成果に現れたか見てみましょう。

先ず主力ブランドのセグメント内マーケット・シェアはいずれも上昇しました。
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次にそれらのクルマの下取り価値は急改善しています。

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また平均販売価格も上昇中です。
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