中国はこれまでの輸出依存型経済から内需主導型経済へと転換しつつあります。

その過程で人民元の水準は切り上がります。

人民元高になると中国人の国際的な購買力は底上げします。

それはちょうど1980年代に円高を背景にジャパン・マネーが世界を席巻したのと同じ仕組みです。

中国人は当時の日本人以上に欧米型キャピタリズムを積極的に支持しており、裕福層の資産運用の手法にも変化が出始めています。

具体的には去年くらいまではキャッシュ・マネージメント型商品(高利回り保証ファンド)がプライベート・バンクの定番商品だったのが、今はベンチャー・キャピタル・ファンドのような商品がバンバン売れています。

米国の老舗ベンチャーファンド、セコイアなどもファンド資金の募集とその投資先の両面で中国市場に大きくコミットしています。

加えてこのところ中国ADRのIPOも続々出ており、投資資金の「刈り取り」も活発化しています。

それは中国が「10億ドル長者量産工場」化しつつあることを意味します。

さて、中国のビリオネアーが日本のそれと根本的に違うのは40代以下の若いアントレプレナーの約半数が欧米に留学経験があるという点です。
続きを読む