米国の電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズに対してトヨタが45億円を出資するニュースが話題になっています。

このニュースを聞いて僕が直感的に感じたのは(ははあん、何かが上手く行ってないな)ということです。

テスラ・モーターズは既にIPOの為のS-1(証券取引委員会への提出書類)を出しています。

するとこのタイミングでトヨタ自動車からの出資を受け、資本構成を動かしてしまうということはIPOの先送り(push back)を意味します。

テスラはもともと増産に向けて工場を確保する予定であり、IPOをする狙いのひとつは1億ドルから1.25億ドルと言われる、今年の末までに必要となる設備投資のお金を調達することにありました。

だからIPOさえ成就できれば、トヨタからの出資があろうとなかろうと工場を確保する運びになっていたに違いないわけで、最近閉鎖されたトヨタとゼネラル・モータース(GM)の合弁工場、ヌーミー(NUMMI)にアプローチをかけるのは自然な成り行きだったと思われます。

それでは何が上手く行っていないか?という問題ですが、たぶん株式市場の環境が悪いということが最大の原因のような気がします。

例えば去年米国でIPOされた車載電池関連銘柄のA123システムズ(AONE)の株価は連日安値を更新しています。
AONE
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