ブルームバーグが英国のメディア・コングロマリット、ピアソンの傘下にあるフィナンシャル・タイムズ(Financial Times、略してFT)の買収を検討していると伝えられています。

フィナンシャル・タイムズはエコノミスト誌(The Economist)の50%も所有しているため、FTを買えばエコノミストの半分もおまけでついてくるわけです。

言うまでも無くFTはウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal、略してWSJ)と並んで世界に君臨する二大経済紙です。FTの方がWSJより国際的だと思います。

フィナンシャル・タイムズは厳格なペイウォール(有料購読の壁)を設けており、それにもかかわらず成功を収めている事で知られています。現在の購読者数は約60万人で、そのうちの半分がオンラインです。

ピアソンは子会社であるフィナンシャル・タイムズの業績を発表していません。しかしニューヨーク・タイムズによるとフィナンシャル・タイムズは赤字だそうです。

言い換えれば、既にオンライン戦略で業界関係者からは「上手く行っている方だ」と見做されている新聞でありながら利益は出せていない……つまり改善の余地が少ない投資対象を何故わざわざマイケル・ブルームバーグは魅力的だと感じているのか? という疑問が湧くわけです。
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