先日、ウォールストリート・ジャーナルの朝番組、「The News Hub」を聴いていたら、ホストのケリー・エヴァンスが「ヨーロッパ合衆国(The United States of Europe)」という表現をさりげなく使っていました。
それを見た僕の感想は(とうとう来るべきものが来たな)というものでした。
現在のギリシャ財政問題に端を発したユーロ危機を解決するには、基本的には2つのアプローチしかありません。それらは:
のどちらかです。言い換えれば、今以上に大きくするか、それとも小さくするか?しかないのです。
なお僕はこのうちのどちらの方法がより優れているという議論をする気はありません。なぜならそれぞれのアプローチには経済理論上の明らかなメリットが認められ、それなりに理屈に適った解決法だからです。
だからユーロ圏の人々が1.を選ぶか、それとも2.を選ぶかは彼らが「自分達はどんな市民になりたいか?」という価値観の問題に帰着するわけです。
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それを見た僕の感想は(とうとう来るべきものが来たな)というものでした。
現在のギリシャ財政問題に端を発したユーロ危機を解決するには、基本的には2つのアプローチしかありません。それらは:
1.ギリシャをユーロから叩き出すなどの方法でEUを小さくする
2.若しくはEUの統合の度合いを今以上に緊密にする
のどちらかです。言い換えれば、今以上に大きくするか、それとも小さくするか?しかないのです。
なお僕はこのうちのどちらの方法がより優れているという議論をする気はありません。なぜならそれぞれのアプローチには経済理論上の明らかなメリットが認められ、それなりに理屈に適った解決法だからです。
だからユーロ圏の人々が1.を選ぶか、それとも2.を選ぶかは彼らが「自分達はどんな市民になりたいか?」という価値観の問題に帰着するわけです。
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