いまBRICsの中で僕が一番好きな株式市場はロシアです。

そもそも「ロシアが良いな」と思った最初の理由は原油価格がキー・レベルをブレイクアウトしたからです。

続けてロシアとEUの間で「NATOの役割をそろそろ見直す時が来た」という発言をすることで新たな国際協調時代が高らかに宣言されたことも株式投資家にとっては極めて重要な出来事でした。

それ以降、ロシア株式市場は強烈なラリー局面に入っているけど、まだまだ相場は若いと思います。
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ロシア株はプライベタイゼーション(民営化)のプログラムが動き出すと俄然勢いを増すというのが過去のお定まりのパターンです。

有利な価格で国家資産を売却するために官民挙げて「ヨイショ」オペレーションをする、、、それがロシアのやり方なのです。

今回は鉄道などを含む一連の民営化案件がパイプラインに入っています。しかしロシア株式市場は割安に放置されたままなので、先ずこれを何とかしなければ捌くべき株も捌けないわけです。

ロシアは「本気を出すぞ」という事を世界の実業界に示すために、最初から「魅惑のお宝」をぶら下げて西側諸国の気を引いています。それはロスネフチが所有する西シベリアのオフショア油田、サウス・カラ・シーの鉱区をBPと協同で開発するというディールです。

サウス・カラ・シーはロシア最大級の天然ガス田ならびに油田が集中している西シベリアの突端、北極海に突きだしたヤマル半島沖の内海を指します(下の図の赤い点が2つある個所)
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(出典:米国地質調査所)
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