ウォールストリート・ジャーナルのブライアン・スピンドル記者が「中国で新左翼(New Left)と呼ばれる勢力が声を高めている」と題する記事を書いています。

彼らは失脚した薄熙来(はくきらい)の支持者で、毛沢東の伝統を重んずる人達だと言われています。

スピンドルによれば、新左翼は学者、公務員、作家、海外在住活動家などから構成されており、政府にもっと積極的に経済プラン策定に参画して欲しい(=つまり大きな政府)ということを主張しているようです。

その背景には過去30年の間に中国では貧富の差が拡大したという認識があります。

今のところこの新左翼が中国の政府に対して直接的に与える影響は小さいと思われます。

ここからは僕の考えですが、中国では政府がレジティマシー(正統性)を主張するためには、常に「正しい」政策を打ち出しているのだという印象を国民に与える必要があります。

すると投票箱に依らない政治とはいえ、国民の声に或る程度耳を傾けざるを得ないのではないでしょうか?
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