
今週に入って欧州の国債の市場が三つに分解する兆候を見せ始めています。
それらは堅い中核国(=ハードコア)、柔らかい中核国(=ソフトコア)、周辺国です。
それぞれのグループに属する代表的な国を列挙すると:
【ハードコア】
オーストリア
オランダ
フィンランド
ドイツ
【ソフトコア】
フランス
ベルギー
【周辺国】
ギリシャ
ポルトガル
イタリア
スペイン
となります。
従来は中核国と周辺国という二つの分類しかありませんでした。
それが三つに分かれ始めたということはイタリアなどの大国の国債金利の上昇(=価格の下落)がいよいよフランスなどの、これまでは大丈夫だとおもわれていた国にも悪影響を及ぼし始めているからに他なりません。