政権交代があった直後に新政権が旧政権を批判する、隠れた粉飾が暴かれる、国民の我慢が限界に達する、、、ハンガリーが現在経験していることはギリシャ危機を想起させるものがあります。

しかし経済立て直しの苦しい道程の何処に現在のハンガリーがさしかかっているか?という点でギリシャとハンガリーでは微妙にニュアンスが異なります。

この違いを理解することは「ハンガリー危機」がギリシャ問題とは違うということをわかる上で大事だと思います。そこで3回にわけてハンガリーの経済について解説します。

まずハンガリーの経済規模ですがギリシャとは比べ物にならないほど小さいです。

国際資本市場に与える影響のひとつの尺度が対外債務だと思うので、まずその残高を見てみましょう。

ハンガリーの2009年末の対外債務はCIAによれば1168億ドルであり、これはギリシャの対外債務の僅か21%にしか過ぎません。
世界各国の対外債務

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