ギリシャ財政危機を回避するためのひとつの重要なステップである欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の拡大承認投票が今夜いよいよドイツ連邦議会で実施されます。

現在の市場の期待は「僅差だけど、たぶん承認されるだろう」というものです。

楽観論が多い理由は野党にEFSFの拡大を支持する議員が多いからです

今回の承認投票は大きなハードルですが、これを無事乗り越えて、ギリシャへの追加支援に道を開いたとしてもまだまだ関門は残っています。

それと仮にEFSFが6,000億ドル(4,400億ユーロ)に拡大されたところで、若しイタリアやスペインが救済を必要とするようならば今回の拡大承認は焼け石に水ということになってしまいます。

実際、今週に入ってから欧州株式市場が反発しているのは「ドイツがEFSFの拡大を承認するだろう」という期待から上がっているのではありません。

欧州市場がラリーしている理由はEFSFにレバレッジをかけて、何倍も「買い支えのパワー」を増強する方策が検討されているからです。
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