アイヴァンホー・マインズ(IVN)に大きな材料が出ています。
創業会長であり、そもそもモンゴルの金鉱脈のポテンシャルに目をつけたロバート・フリードランド会長が自分の持ち株、23%を処分すると発表したのです。
既にこの株式を肩代わりしたいということで中国政府やインド政府が関心を示していると言われています。
ただ現在の契約ではモンゴルのオユトルゴイ金山のJVパートナーであるリオチント(RTP)がファースト・リフューザル(優先交渉権)を有していると思うので、リオチントがこの株式を買うというシナリオもあるのではないかと思います。
既に現行の契約ではオユトルゴイの開発に必要な資金を用立てることでリオチントが工事の進捗に応じてアイヴァンホーの持ち株比率を46.6%まで引き上げるオプションを有しています。(現在のRTPの持ち株比率は19.7%)
中国政府がCICなどのSWF(政府投資会社)を経由してアイヴァンホーの株式を取得するというシナリオは決して滑稽ではありません。なぜならCICは既にアイヴァンホーの子会社で、モンゴルで石炭を産出しているサウス・ゴビへの出資を決めているからです。サウス・ゴビの発行済み株式数の79%は親会社のアイヴァンホーが支配しています。
しかしサウス・ゴビはカナダと香港で公募増資を実行中であり、今後、アイヴァンホーの持ち株比率は低下します。とりわけ香港ではサウス・ゴビは4.6億米ドルのIPOを計画しており、既にCICの他にシンガポールのテマセックがこのIPOへの応募を決めているそうです。
今回のロバート・フリードランド会長の持ち株の処分は所謂、経営権交代条項(チェンジ・オブ・コントロール・クローズ)をトリガーし、アイヴァンホー全体の「身売り」もシナリオに入って来ると予想されます。
ただ既に同社株は過去1年で4倍になっているので、どのくらいアップサイドが残されているかは疑問です。
ロバード・フリードランド会長が持ち株を全部処分するというのは普通であればチョッと心配になる展開ではあります。ましてやオユ・トルゴイ金山はまだ商業ベースでの生産が開始されていないのでこの資産の最終的な価値に関しては不透明な部分も多いです。
ただフリードランド会長は根っからのプロスペクター、つまり「山師」であり、金鉱脈を探索してひと山当てるのが特技なのであって、オペレーティング・カンパニー(=生産会社)の経営者として退屈な日常業務にいそしむタイプではありません。その意味では彼がアイヴァンホーから引き出せる潜在バリューは全て引きだしたと言う風に感じているに違いありません。
それにしてももともとマグマ・コッパーが所有しており、ぜんぜん空振りに終わったオユトルゴイの権益を安値で取得したフリードランドの慧眼には恐れ入ります。
Time to move on.
PS:マーク・ファーバーはアイヴァンホーのディレクターのひとりであり、フリードランドの「ポン友」なのだそうです。恐らくファーバーのその言葉が無ければ胡散臭いという気持ちが先に立って根気よくアイヴァンホーを研究する気にはとてもならなかったと思います。その意味でマーク・ファーバーに感謝!
PPS:今日遅くになってロバート・フリードランドから「私は持ち株を処分する意向は持っていない」という談話が発表されました。う~ん、でもこれってチョッと額面通り信用できないですね。なぜならアイヴァンホーはつい最近、同社の「戦略的方向性を模索するために」インベストメント・バンクを3社も雇い入れているからです。普通の資金調達ではそんな事はしません。
創業会長であり、そもそもモンゴルの金鉱脈のポテンシャルに目をつけたロバート・フリードランド会長が自分の持ち株、23%を処分すると発表したのです。
既にこの株式を肩代わりしたいということで中国政府やインド政府が関心を示していると言われています。
ただ現在の契約ではモンゴルのオユトルゴイ金山のJVパートナーであるリオチント(RTP)がファースト・リフューザル(優先交渉権)を有していると思うので、リオチントがこの株式を買うというシナリオもあるのではないかと思います。
既に現行の契約ではオユトルゴイの開発に必要な資金を用立てることでリオチントが工事の進捗に応じてアイヴァンホーの持ち株比率を46.6%まで引き上げるオプションを有しています。(現在のRTPの持ち株比率は19.7%)
中国政府がCICなどのSWF(政府投資会社)を経由してアイヴァンホーの株式を取得するというシナリオは決して滑稽ではありません。なぜならCICは既にアイヴァンホーの子会社で、モンゴルで石炭を産出しているサウス・ゴビへの出資を決めているからです。サウス・ゴビの発行済み株式数の79%は親会社のアイヴァンホーが支配しています。
しかしサウス・ゴビはカナダと香港で公募増資を実行中であり、今後、アイヴァンホーの持ち株比率は低下します。とりわけ香港ではサウス・ゴビは4.6億米ドルのIPOを計画しており、既にCICの他にシンガポールのテマセックがこのIPOへの応募を決めているそうです。
今回のロバート・フリードランド会長の持ち株の処分は所謂、経営権交代条項(チェンジ・オブ・コントロール・クローズ)をトリガーし、アイヴァンホー全体の「身売り」もシナリオに入って来ると予想されます。
ただ既に同社株は過去1年で4倍になっているので、どのくらいアップサイドが残されているかは疑問です。
ロバード・フリードランド会長が持ち株を全部処分するというのは普通であればチョッと心配になる展開ではあります。ましてやオユ・トルゴイ金山はまだ商業ベースでの生産が開始されていないのでこの資産の最終的な価値に関しては不透明な部分も多いです。
ただフリードランド会長は根っからのプロスペクター、つまり「山師」であり、金鉱脈を探索してひと山当てるのが特技なのであって、オペレーティング・カンパニー(=生産会社)の経営者として退屈な日常業務にいそしむタイプではありません。その意味では彼がアイヴァンホーから引き出せる潜在バリューは全て引きだしたと言う風に感じているに違いありません。
それにしてももともとマグマ・コッパーが所有しており、ぜんぜん空振りに終わったオユトルゴイの権益を安値で取得したフリードランドの慧眼には恐れ入ります。
Time to move on.
PS:マーク・ファーバーはアイヴァンホーのディレクターのひとりであり、フリードランドの「ポン友」なのだそうです。恐らくファーバーのその言葉が無ければ胡散臭いという気持ちが先に立って根気よくアイヴァンホーを研究する気にはとてもならなかったと思います。その意味でマーク・ファーバーに感謝!
PPS:今日遅くになってロバート・フリードランドから「私は持ち株を処分する意向は持っていない」という談話が発表されました。う~ん、でもこれってチョッと額面通り信用できないですね。なぜならアイヴァンホーはつい最近、同社の「戦略的方向性を模索するために」インベストメント・バンクを3社も雇い入れているからです。普通の資金調達ではそんな事はしません。


広瀬隆雄(Hirose Takao)
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