全ての輝けるもの
全ての輝けるもの


ヘッジファンドのアナリストである私は、ある顧客に頼まれてボルネオ島のジャングルに潜入する。元グルカ兵の護衛付きだ。そこで思いがけないものを見てしまう。ソブリン・ウエルス・ファンド、大企業、大統領の一族を巻き込んだ死闘がはじまる。


『全ての輝けるもの』は、いわゆる「株もの」です。だから、運用関係の仕事に就いている人、証券会社にお勤めの方、投資に興味を持っている方に読んで欲しいと思います。

この本で扱われているテーマは、エクイティー・リサーチとは何か? そして、一体、何処までとことん真実を追いかけるのか? という問題です。

よく証券会社にアレンジさせて国内外の企業訪問をしたり世界の主要都市で開催されるカンファレンスに出席することをボトムアップ・リサーチ(足を使った企業調査)だと勘違いしている人が居ますが、それらはリサーチでも何でもありません。

それは単にウラで作意の働いている、企業や証券会社が用意した、インフォマーシャルを受動的に聞いている行為に過ぎないのです。テレビの前でポップコーン片手に延々とコマーシャルを見ているカウチポテトと、なんら変わらないのです。

本書には、最近、アメリカのヘッジファンド業界で大流行し、問題化しているエキスパート・ネットワーク(その道の専門家、リタイアした業界内部者を利用した情報収集)も出てきます。
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