今週末シンガポールでF-1レースが開催されます。既にこのイベントのチケットの98%は売り切れており、このレースは7900万ドルもの観光収入をシンガポールにもたらすと見込まれています。

F-1レースに合わせてコンサートも開催されます、セレブやレースクイーンも集結します。

当然、シンガポールはスポットライトを浴びるわけです。

しかし(できることならスポットライトを避けたい)と願っている企業もあります。それはUBSです。

UBSはF-1レースのスポンサー企業のひとつで、このレースに合わせて取締役会をシンガポールで開催しています。

しかし同行はつい先日不正取引トレーダーのスキャンダルで23億ドルの大損を出したばかりです。

さらに都合が悪いのはUBSの大株主(6.6%)がシンガポール政府投資庁(Government of Singapore Investment Corp.=略してGIC)である点です。

シンガポール政府投資庁は所謂ソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)のひとつです。GICはその仕組み上、常に新しい投資資金を受け取るし、他の機関投資家よりも大胆な投資ポジションを取れます。このため世界のメガバンクがバランスシートを修復するために新株を発行する場合、「最後の買い手」としてたんへん重要なハメコミ先なのです。
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